

米ゼロ金利解除で「ドル一人勝ち」と日本の行方
12月15・16日、リーマンショック以降7年ぶりの決断が

利上げに向けて地ならししてきたFRBのイエレン議長。経済学者出身で、オバマ大統領の信頼も厚い
「12月15~16日に行われるのがほぼ確実と見られているアメリカの利上げは、『投機の時代が終わる』ことを意味します。
これからの金融が正常化されるということですが、その過程で起こる摩擦は、かなり大きなものになるでしょう。今後、予測もつかないことが起こる可能性があります」(早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問・野口悠紀雄氏)
米連邦準備制度理事会(FRB)はまもなく、リーマンショックの’08年以降据え置いていた「ゼロ金利」を、7年ぶりに解除することが確実になった。