

稲川会総長2人破門で東京にも血の雨が降る!
極道界も分裂! 山口組抗争の余波が関東にも…

’10年4月の継承式での清田会長(左)と髙山若頭。当時、司忍六代目は収監中
1月12日、「SMAP分裂」が報じられる前夜、斯界(しかい)は別の分裂騒動に揺れていた。震源地は東京・六本木に本部を置く指定暴力団、稲川会である。’14年版の警察白書によれば、清田次郎会長(山川一家)が率いる稲川会は構成員数約3300人。約1万1600人の山口組、約4200人の住吉会に次いで3番目の勢力を誇る名門である。その稲川会が、2人の総長に破門処分を下した。組織委員長で紘城(こうじょう)一家の戸上光雄総長、そして直参(じきさん)(直系組長)で箱屋一家の中村豪総長。両者の破門は、山口組分裂の余波を受けた「稲川会分裂」の始まりではないかとの憶測が流れたのだ。ノンフィクション作家の溝口敦氏が話す。