

東電 広瀬直己社長 「電撃辞任騒動」の真相
分社スタート前日まで新任役員が決まらない混乱の裏に何があったのか

分社スタート直後の5日、出社する広瀬社長。福島や新潟など原発立地周辺へのお詫び、ご説明行脚が続く
「『65年続いている東京電力株式会社の名前を消して、新会社でのスタートとなります。人事の遅れは熟慮の結果です。自由化に向け、選ばれた人には頑張ってほしい。私も強い思いで経営にあたる』
広瀬直己社長(63)は社内でそう述べたと聞いている。人事の発表が極端に遅れたことの背景に、かなりの混乱があったことを示唆していた」(経産省幹部)