

開発費に400億円!国産初のステルス機 X-2の「実力」
足かけ7年、全長14mの"日の丸戦闘機"が名古屋の空を舞った

名古屋空港から離陸するXー2。初飛行をこの目で見ようと、空港の展望デッキは多くの見物客であふれた
日の丸をイメージした、白色の機体に赤の垂直尾翼。4月22日、愛知県営名古屋空港に国産初のステルス実証機「Xー2」が姿を現した。Xー2はタキシング(自力での地上移動)しながら滑走路に進入。「キーン」という音が鳴り、10秒ほどで離陸すると、アフターバーナー(エンジンの噴気ガスにさらに燃料を吹きつけて加速させる装置)で空気を切り裂く音があたりに響き渡った。