

東京都知事選2020「一番得した」のはこの候補者だった
圧勝の再選も小池百合子を待つのは茨の都政
結局22人の候補者で一番得したのは誰か?

都庁での定例会見で新型コロナ対策を発表する小池氏。選挙期間中は一度も街頭で演説することなく、圧勝した
7月5日20時、東京都知事選の開票開始と同時に、小池百合子都知事の当選確実が報じられた。下馬評通りの圧勝だった。しかし、都政には新型コロナ対策や東京五輪・パラリンピックの延期問題、さらには逼迫(ひっぱく)する財政など、難題が山積みだ。小池氏は会見で「大切な2期目の重責を担っていく」と述べたが、この言葉を真に受ける政界関係者はいない。いつ小池氏が国政に転じるか――それが、永田町の関心事だ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が解説する。