

【短期集中連載】FRIDAYノンフィクション 高倉健が愛した女と男
第3回 「エイズ死騒動」の裏にあった「吉永小百合からの電話」

映画の仕事を終えると、一人ふらりと海外に出かけることが多かった高倉健(享年83)は、1985年の「夜叉」(東宝)のあとも、しばらく所在不明だった。エイズ騒動はそんな雲隠れが導火線となった。もとをただせば、当人がHIV研究で知られるパリのパスツール研究所を訪れたときの目撃が発端だ。そこから怪しげな情報が流れ始めた。
「高倉健がパリで死亡した」――。
映画の仕事を終えると、一人ふらりと海外に出かけることが多かった高倉健(享年83)は、1985年の「夜叉」(東宝)のあとも、しばらく所在不明だった。エイズ騒動はそんな雲隠れが導火線となった。もとをただせば、当人がHIV研究で知られるパリのパスツール研究所を訪れたときの目撃が発端だ。そこから怪しげな情報が流れ始めた。
「高倉健がパリで死亡した」――。