

新日本プロレス 内藤哲也 メキシコ修行で見つけた「新しいプロレス」
プロレス新時代
真夏の祭典『G1 CLIMAX』開戦!
いま再びブームがやってきた!
ベビーでもヒールでもない
「新たな男」が満員の大会場を熱くする

7月18日に始まった『G1 CLIMAX 26』は両国国技館で行われる優勝決定戦(8月14日)まで続く。内藤はもちろん優勝候補の筆頭だ
「あの瞬間は、いまでも忘れられない。’97年6月5日、新日本プロレス日本武道館大会。僕は中学3年でした。大のプロレスファンだった父に連れられてそれまで何度も新日本の試合は観ていましたが、初めて自分の意思でチケットを買ったんです。何より鮮明に覚えているのは、武藤敬司選手の入場シーン。1万人を超える観客の視線がスポットライトを浴びた一人の男にクギづけになる。あの光景を目にしたとき、『僕も新日本のレスラーになる』と心に決めました」