

スーパー1年生 横浜高校 万波中正「怪童伝説」は荒川で始まる
河川敷でホームランを連発しボールはどんどん川に、
飛びすぎて金属バット禁止令も

万波の持ち味は、このフルスイングだ。スイングスピードは、中学3年の時点で150㎞/h超。プロの中軸打者と比べても遜色ない
「ウチのチーム(東練馬シニア)のグラウンドは荒川の河川敷にあります。センター108m、両翼92mというプロ顔負けの広さなのに、あまりに万波(まんなみ)(中正(ちゅうせい)、16)の打球が飛びすぎて危ないので、『金属バット禁止令』を出したんです。それで、万波は木製バットを使うようになったんですが、それでもホームランを打ちまくっていました。引っ張った打球はもちろん、流し打ちでもホームランになってしまう。ウチのグラウンドは右中間側が荒川に面している。万波が打席に入ると、荒川にどんどんボールが入ってしまうんです」