

祝優勝 広島カープ戦士たち「あのころ君は若かった」
細身だった“男気”黒田に角刈りの緒方監督…
25年ぶりにセ界制覇し、32年ぶりに日本一の座を狙う広島東洋カープ。だが赤ヘル戦士たちは、けっしてエリートではなかった。控え投手に大振り打者……。ブレイク前の初々しい時代を写真とともに振り返る。
黒田博樹(41)
大阪府出身
上宮高→専修大

優勝を決めた9月10日の巨人戦では、先発し6回3失点の粘投で9勝目をあげたチーム最年長投手。上宮高時代は控え投手で、エースナンバーをつけたことはなかった。「オマエの顔など見とうない。ユニフォーム脱いで走っとれ!」。練習試合で打ちこまれ、黒田は監督からよく怒鳴られていたという。指示を受け朝6時から夜10時まで走り続けたことも。愛のムチに耐えた黒田は専修大ではエースに。広島だけでなくヤンキースなどメジャーでも活躍し日米通算202勝。写真は、新人時代のキャンプでのもの