

連載 斉藤和巳の「エース脳」マウンドから見たドラマの裏側 第20回 無死満塁を0点に抑える方法

冷静なピッチングでオリックスの押せ押せムードを見事断ち切り、ガッツポーズをする鍵谷(9月26日)
最大11.5あったゲーム差をひっくり返して、逆転優勝した日本ハム。最後の最後までソフトバンクと競った末のVでしたが、ポイントとなったのがマジック3で迎えた9月26日のオリックス戦でした。6回裏、4-2と2点差に追い上げられ、なおも無死満塁。2番手で登板した鍵谷(かぎや)陽平(26)はこの絶体絶命のピンチを無失点で切り抜け、チームに大きな白星をもたらしました。