

豊洲カジノ化計画のキーマン セガサミー里見治会長の「金満伝説」
新市場のウルトラ利用を画策

中山競馬場のパドックで関係者らと話す、スーツ姿の里見氏。里見氏の向かって左隣が美惠子夫人だ。自身が所有する『サトノルパン』に騎乗した騎手を鋭い目つきで見つめていた
GⅠレース『第50回スプリンターズステークス』終了後、馬主や関係者で溢れる中山競馬場のパドックに、そこだけスポットライトが当たっているようだった。濃紺のスーツを着た、色黒のがっしりとした長身の男は『セガサミー』の里見治(はじめ)会長(74)。隣は妻の美惠子夫人だ。10月2日、里見氏が所有する競走馬『サトノルパン』が初のGⅠ制覇を目指して出走(結果は7位)。それを夫妻で観覧にやってきた。現在、里見氏はある"計画"のキーマンになっているのだ。