

スズメバチハンターたちが作る「秋のハチ珍味」
コロッケ、天ぷら、混ぜご飯に素揚げ…ぜんぶ滋養のかたまり(らしい)

ハチ料理をふるまってくれた田迎さん(右)と大滝さん。メニューは、上段右から①コロッケ、②キイロスズメバチ(体長約2㎝)の素揚げ、中段右から③幼虫とサナギの天ぷら、④混ぜご飯、下段右から⑤佃煮、⑥醬油炒め、⑦素揚げ、⑧塩煎り
毎年20人ほどの死者を出し、今年も各地で被害が続出している危険生物スズメバチ。繁殖期である8月から11月いっぱいまでは猛威を振るい続ける。
一方、「この時期こそが旬」とばかりに、スズメバチを美味しく平らげてしまう人々がいる。有名なのは、クロスズメバチ(体長約1.5㎝)などの幼虫「はちのこ」を食す文化だ。長野や岐阜、宮崎をはじめとした各地の山間部では、古くから貴重なタンパク源として摂(と)られてきた。