

神宮外苑イベント火災「誰が責任を取ってくれるのか」
父親の目の前で、
愛する5歳の我が子は
炎にのまれた

PHOTO:時事(目撃者提供)
「最初は何かの演出かと思いました。あっという間に5m以上も火柱が上がったんです」(イベントの見学者)
神宮外苑で毎年行われるデザイン界の祭典「東京デザインウィーク」。来場者が10万人を超える一大イベントで、あまりにも痛ましい事故が起きた。11月6日、子どもが遊べるように作られたジャングルジムの作品から突然出火。東京・港区に住む幼稚園児・佐伯健仁(けんと)くん(5)が死亡したのだ。火の回りが早すぎて、ジムの中央にいた健仁くんは逃げ出せなかったようだ。父親が必死に助けようとしたが、火勢が強かったことに加え、子どもに合わせた木枠のサイズだったため、体を入れられず、数分後に消火器が持ち込まれるまで、父親は狼狽するしかなかった。