

不定期連載 国民の二人に一人がかかる病気 がんにどう向き合えばいいのか 竹原慎二(元WBAミドル級世界王者)
膀胱がん
発覚から3年「家族がいたから闘病生活に耐えられた」
罹患数、死亡数ともに増加する、がん。
いつわが身に襲いかかるかもしれないこの病魔と闘った有名人がいた。
彼らのその壮絶な闘病生活とは――。

たけはら・しんじ ’89年にプロデビュー。’95年に日本人初のWBA世界ミドル級チャンピオンを獲得した。’96年に引退
「夜、ベッドの上で一人『もう死ぬのかな』と半ベソをかいていた。独身だったら治療もせずに死んでいたと思います」
ボクシングで世界の頂点に立った男でさえ、がんの前では弱気だった。