

不定期連載 国民の二人に一人がかかる病気 がんにどう向き合えばいいのか 小橋建太( 元プロレスラー)
腎臓がん
「風邪がすべての前兆だった」
罹患数、死亡数ともに増加する、がん。
いつわが身に襲いかかるかもしれないこの病魔と闘った有名人がいた。
彼らのその壮絶な闘病生活とは――。

こばし・けんた ’90年代後半から活躍。’13年に引退するまで、数々のタイトルを獲得した ’90年代を代表する元プロレスラー、小橋建太(49)が突然、腎臓がんを告げられたのは’06年6月のこと。
「もうプロレスができなくなると思ったら、頭が真っ白になった。病院からの帰りのタクシーでも、走馬灯のように頭に浮かぶのはプロレスのことばかりでした」