

長野五輪ボブスレー会場は血税を吸い続けるブラックホール

左上がコースのスタート地点。最大標高差は113mあり、ソリで下ると最高時速は130㎞になる
東京ドーム4個分の山肌を削って作られた、ジグザグ状の巨大施設。長野市が’98年の長野五輪のために101億円を投じて建設した、ボブスレー・リュージュ会場(通称「スパイラル」)だ。
国内の氷上ソリ競技人口は150人ほど。現在でも冬場の2ヵ月間はオープンしているが、利用できるのは各都道府県のボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟に登録する競技者のみ。一般市民は使用できない。建設から20年以上が経ち、全長1.7㎞に及ぶコースは老朽化が目立ち壁はボロボロだ。地元住民が呆れる。