

【ALS嘱託殺人事件】妻が明かした大久保愉一容疑者の闇
京都での「バイト」の翌週、思い出のホテルで子供から手紙をもらって号泣

’12年に岐阜県の病院で同じプロジェクトに従事した大久保容疑者と三代さん。このとき、大久保容疑者は厚労省技官だった
「ママの言う事をちゃんと聞くんだよ」
子供たちにそう声をかけた後、大久保愉一(よしかず)容疑者(42)は警察官に連行されていった。妻の三代(みよ)さん(44)が逮捕当日の朝をそう振り返る。大久保容疑者は、一昨年12月にSNS上で出会ったALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の林優里さん(当時51)から安楽死の依頼を受け、昨年11月30日に京都市内の林さん宅で山本直樹容疑者(43)とともに薬物を投与し、殺害した疑いをかけられている。
「夫は何度も健康診断などのアルバイトで遠方に行っていました。警察が来たとき、そこでちょっとした医療ミスをやらかしたのかなくらいにしか思いませんでした。でもその日の夜、報道を見て愕然としました」(三代さん)