

連載 斉藤和巳の「エース脳」マウンドから見たドラマの裏側 第49回 プロ入りした途端、球が遅くなる人

球団首脳に「本来の直球を投げられていない」と言われた佐々木。1勝3敗、防御率4.57と苦戦中(5月15日現在)
アマチュア時代は速球派で鳴らしたものの、プロに入ってから球速が落ちる。そういう投手は少なくありません。開幕一軍入りを果たした千葉ロッテのルーキー、佐々木千隼も、そんな一人です。桜美林大時代は最速153kmをマークした速球が、千葉ロッテ入り後は140kmソコソコまで落ち込みました。5月11日の楽天戦では、ほとんどが130km台半ば。4失点KOされています。