

連載 斉藤和巳の「エース脳」マウンドから見たドラマの裏側 第51回 制球難を克服する方法

5月26日のDeNA戦で制球難に喘ぐ藤浪。金本知憲監督は「ストライクが入らん」と降板&降格を命じた
阪神の藤浪晋太郎が二軍に降格させられました。原因は制球難。今季ここまで7試合、40回3分の2を投げて四死球が36個。1試合で9つもの四死球を与えたこともありました。ヒットも四球も「ランナーを出す」という点では同じですが、無条件で走者を許すフォアボールは悪い「間」を生み、チームのムードが悪くなる。攻撃のリズムも狂い、得点力の低下にもつながるので、とくに野手出身の監督に嫌われます。