

筒香嘉智、大谷翔平、田中将大ほか 侍メジャーリーガー“辛口通信簿”
60試合の短期決戦を制するのは誰だ?

7月27日、ブレーブスに大勝しチームメイトと勝利の〝肘タッチ〟をする、タンパベイ・レイズの筒香嘉智
「筒香は監督の信頼を相当得ましたね。所属するレイズは、メジャーでは平均クラスの打撃力で得点力がやや低い。今後、多少調子を落としても打順を変えるなどして使い続けてもらえるでしょう」(メジャーリーグ評論家・福島良一氏)
米メジャーリーグが、7月23日(現地時間)から4ヵ月遅れ&60試合制で始まった。そんな変則制度の中、今季からメジャーに移籍した筒香嘉智(つつごうよしとも)(28)は、開幕戦で3番に起用され、いきなり初本塁打を放ったのだ。だが、日本人初のメジャーリーグスカウトである大慈彌(おおじみ)功氏は「手放しで喜ぶのはまだ早い」と釘を刺す。
「初戦のホームランは、完全に投手の失投で、あれをスタンドインできないようじゃ野球をやめたほうがいいくらいの球でした。もちろん確実に捉(とら)えたということは、良いバッターには違いない。ただしインコースの速い球を捌(さば)けるようになるまで筒香に合格点はつけられません」