

「山健組」緊急会合を激撮! 渦中の親分たちが喫茶店で話し合い
中核組織の分裂に揺れる神戸山口組

高砂市内の喫茶店を出る山健組の直参組長ら。緊急会合は2時間ほど続いたが、途中で退出する者もいたようだ
店員はそそくさと「貸切」の札を掲げたが、そんなものがなくても、店に入ろうと思う一般客はいなかっただろう。それほど、店からは物々しい雰囲気が漂っていた。
7月22日、兵庫県高砂市内のレトロな喫茶店で、神戸山口組の今後を占う重大な会合が開かれた。集結したのは、突如として分裂の兆(きざ)しを見せ、ヤクザ界に激震を走らせた神戸山口組の中核組織「山健組」の組長たちだ。午後2時から始まった会合は、約2時間に及んだ。
「6月から何度も会合を重ねてきて、今回でようやくハッキリ方向性が決まった。事前に、『(神戸山口組を)抜ける者だけ集まれ』というお達しが出たうえでの会合だったので、今回参加したのは全員、独立して〝一本独鈷〟でやっていこうという親分だけです。神戸から脱退するのは、山健組の半数以上。数でいうと20以上のプラチナ(直参組長)が会合に集まり、神戸を抜けることを確認した。