

スポーツは人間ドラマだ!第157回 シリーズ初の快挙!杉浦享「代打サヨナラ満塁ホームラン」が描いた夢
’92年10月17日
プロ野球日本シリーズヤクルト 対 西武

手応え十分! 杉浦は打った瞬間、バットを放り投げた。打球はあっという間にライトスタンド上段へ到達
「まさか、あそこで打てるとは思っていなかった。あの1本があったからこそ、いまの自分があると思っています」
’92年、黄金期の西武ライオンズに野村IDヤクルトが挑んだ日本シリーズ第1戦、延長12回一死満塁で杉浦享(とおる)(40=当時、以下同)が放った一発は、いまも「日本シリーズ史上最も劇的な本塁打」として語り継がれる。