

2度目の政権放り出しへ 安倍総理 体調不良で始まる『カオス政局』
新型コロナ対策での失敗と体調不安説で支持率は急降下

8月17日、慶應義塾大学病院に7時間半滞在した後、私邸に戻る安倍総理。後部座席で苦しそうな表情を浮かべた
「安倍総理がまた政権を放り出すらしい」「第2次麻生内閣の発足か」「いや、麻生総理では選挙は戦えない。石破総理しかないのでは」「安倍総理から禅譲されない岸田政調会長は、もう終わりだろう」
安倍晋三総理が突然「検診」を受けたため、「体調不安説」が急浮上し、永田町では「ポスト安倍」をめぐる揣摩臆測(しまおくそく)が乱れ飛んでいる。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が解説する。
「8月15日に安倍総理は富ヶ谷の私邸で麻生太郎副総理とサシで会っています。このとき『17日に慶應病院で検査をするので、もし重篤な疾患が判明したら、後はよろしくお願いします』というような話をしたのではないか、と言われている。もしそうなれば、安倍政権の退陣後、自民党の両院議員総会で麻生副総理を自民党総裁に選出し、来年9月に総裁任期が満了した後に改めて総裁選を行うという流れになるでしょう」