

トランプ大統領が公開する「ケネディ暗殺事件の機密文書」
没後54年、ついに黒幕が明らかになるのか

’63年11月22日、暗殺される直前のケネディ元大統領。隣に座っているのは、妻のジャクリーン・ケネディ氏
「暗殺事件についての文書の公開は突然決まったのではなく、’92年に議会で可決された法律で、25年以内に公開すると決められていたものなのです。しかし、アメリカの国益、つまり国家の安全や外交に悪影響を与える場合は、大統領は公開を見送ることが認められていた。ジョージ・ブッシュやバラク・オバマなど、これまでのような大統領であれば、公開に消極的だったと思います。というのも、FBI(連邦捜査局)やCIA(中央情報局)が、文書に彼らの情報提供者などの名前が載っている可能性があるので、公開を嫌がっているのです。しかし、ドナルド・トランプ大統領(71)は、そういったしがらみから、ある意味で独立した立場の大統領なので、公表に踏み切ったのではないでしょうか」
そう話すのは、ジョン・F・ケネディ暗殺事件について書いた『Case Closed』などの著書がある、ジャーナリストのジェラルド・ポスナー氏だ。