

フクシマ畜産農家の苦悩「白い斑点の被曝牛300頭の命」
国は殺処分を通達してきたが「私はそれでも育てます」

被曝牛の体には無数の白斑が。吉澤氏は殺処分に反対し、たびたび農水省や首相官邸へ抗議に訪れている
福島県浪江町の「希望の牧場」は、6年半前の事故で放射性物質を大量に排出した福島第一原発の排気塔が見えるところにある。いまなお300頭を超える牛が暮らしているが、埋葬を待つ骨と皮だけになった数十頭分の死骸も――。
牧場主の吉澤正巳氏(63)が語る。
国は殺処分を通達してきたが「私はそれでも育てます」
被曝牛の体には無数の白斑が。吉澤氏は殺処分に反対し、たびたび農水省や首相官邸へ抗議に訪れている
福島県浪江町の「希望の牧場」は、6年半前の事故で放射性物質を大量に排出した福島第一原発の排気塔が見えるところにある。いまなお300頭を超える牛が暮らしているが、埋葬を待つ骨と皮だけになった数十頭分の死骸も――。
牧場主の吉澤正巳氏(63)が語る。