

首都圏水没の危機!? 猛暑の次は「未曾有の大豪雨」がやってくる
【警鐘レポート】
高気圧の蓋がとれ、ゲリラ豪雨、線状降水帯、超巨大台風が発生

真っ黒な雨雲に局地的に覆われ、ゲリラ豪雨の柱が立つ東京都心部(’15年9月)。今秋も同様の雨雲が、何度も都心の空で見られることだろう
7月はゼロ。今年は台風が少ない、そう感じている人は多いだろう。だが、本番はこれから。しかも、例年以上に強大だという。台風研究を行っている横浜国立大学教授・筆保(ふでやす)弘徳氏が語る。
「いま、日本近海の海面水温は平年よりも2~3℃も高く、広い海域で30℃を超えています。これは何十年に一度と言える異常な状況。晴天が続いているので、高温になっているのです。海面水温が高いほど、台風は大きく発達し、日本に接近してきても衰えにくくなります。フィリピンなどを強い勢力のまま襲う台風がまさにそうであり、同じことが日本で起きることになります」