失敗は誰にでもある。そこからいかにして這い上がったのか――。<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2017-11-16-154_l.jpg?__cld_token__=exp=1725838117~hmac=42f3e9896affdd2d8c6c3d6b8efb9fa4c081f04e2cbe3be389c70f3e3a7d5306" alt="不定期連載【私の失敗】第2回　貴闘力(元関脇)" data-asset-id="32546"></figure>Profileたかとうりき・ただしげ1967年神戸市生まれ。中学を卒業後、藤島部屋（のちの二子山部屋）に入門。’90年新入幕。’00年、32歳の時に初優勝。横綱曙に7勝し「曙キラー」と呼ばれた。’02年に引退し、年寄・第16代大嶽を襲名、大鵬部屋の部屋付き親方となる「ギャンブルの恐ろしさは、勝った時の記憶しか残らないこと。101回勝負して100回負けても、1回大勝ちしたことだけを覚えているんですよ」　そう語るのは、激しい張り手と突き落としを武器に、横綱・曙らから金星9個を獲得した人気力士、元関脇の貴闘力である。幕内の最下位で12連勝を挙げて史上初の「幕尻優勝」を果たしたことでも知られる。