

特集 プロ野球珍プレー好プレー大賞35年「歴史に残る名場面集」
ザキヤマ パンチ佐藤 セ・パ審判が認定
栄えある第1回大賞作品「エンゼル♡キッス」

大飛球を追う大洋・加藤博一と長崎啓二が同時にジャンプ。重なる二つのシルエット……「珍プレー好プレー」が初めて特番として放送された’83年、最もウケたのがこのプレー
ピンチの後にチャンスあり――とは、野球界で広く知られるセオリーだが、「珍プレー好プレー」も『プロ野球ニュース』(フジテレビ系)の"ピンチ"から生み出されたヒット企画であった。
’80年代前半はドーム球場がなく、雨で試合が中止になるとどうしても時間が余る。その穴埋めのため、『プロ野球ニュース』ではメジャーリーグの好プレー集を流していた。当初は英語の実況が入ったビデオをそのまま流していたが、そこに「どうだ、この野郎!」などと即席でアテレコして遊んでいたのが、若き日のみのもんた(73)であった。