

一切口外禁止!防衛省「硫黄島バイト」体験記
輸送艦おおすみに揺られること2日間、
作業内容は「謎の物資の運搬」という

硫黄島の島内にある天然温泉。ここで駐留している米軍と交流し、食事をわけてもらうこともあったという
「興味本位で参加したのですが、すぐに後悔しました。仕事はきつい、娯楽はない、そして心霊体験……。正直、二度と行きたくないですね」
硫黄島(東京都)でのアルバイト体験をした中山正明さん(仮名・30代)は、島での生活をそう振り返る。太平洋戦争の激戦で2万人以上の死者を出した硫黄島は、’45年に米軍に占領されて以来、一般人の立ち入りは厳重に制限されているが、はたして中山さんはいかにしてバイトを見つけ、どんな作業に従事したのか。防衛省の事業として行われ、内容は一切口外禁止、撮影不可という「硫黄島バイト」の実態を独占レポートする。