

まさにハチの巣!ミンダナオ島「IS掃討作戦」の傷跡
5ヵ月に及ぶ戦闘の果てに平和は訪れたのか

戦闘の舞台となったマラウィ市のメインバトルエリア。銃撃戦で街がガレキの山と化している
「ミンダナオ島で激戦区になった地域は、5ヵ月に及ぶ戦闘のせいで、ゴーストタウンと化してしまった。銃撃戦や激しい空爆によって、街全体がまるでハチの巣になっている。とても人が住めるような環境ではありません。まだまだIS(イスラム国)が仕かけていたIED(即席爆発装置)や、武器輸送のために作ったトンネルが街の至るところに残っている。非常に危険な状態です」
カメラマン・八木貴史氏は、現地の惨状をこう生々しく語る。