

上野 新橋 神田 蒲田「ガード下酒場」究極の名店
ガタゴトと電車の響きを頭上に聞きながら
一杯。ガード下は、安くて旨い飲み屋の宝庫である。
上野、新橋、神田、蒲田……。のんべえライター本郷明美が、編集Kさんと夜な夜な飲み歩き、いい店を探しました。

飲み屋密度が都内一高い?
上野、御徒町ガード下
ガード下。のんべえならば、この響きだけで落ち着かなくなってしまうに違いない。これでもかと立ち並ぶ魅惑的な飲み屋、また飲み屋。一軒で終われるはずもなく、ハシゴ酒がまた楽しい、酒飲み天国である。
まずは、ガード下「飲み屋密度」が都内一高い(推定)上野~御徒町界隈へ。まだまだ明るい夕方前、上野駅を出て線路沿いをゆけば、呑んでる呑んでる! 気持ちよさそうにグラスを傾けて、皆、上機嫌だ。
その中の一軒『立呑み さいごう』は、飲み友だちからの「生ホッピーがあるんだよ~」という前情報で行ってみようと決めていた。さっそく頼んだ「生ホッピー」(450円)は、泡がきめ細かく、見た目だけなら生ビールと区別がつかないかもしれない。心なしか瓶よりもマイルドな口当たりで、グイグイいける。つまみを吟味していると、串揚げ部門に「あじなめろう」(150円)とある。