

修理に約12億円!【国宝】日光東照宮・陽明門が早くもボロボロ
「平成の大修理」が3年前に終わったばかりなのに

「見てください。酷(ひど)いと思いませんか。白い塗装部分が黒っぽくなっているのはカビですよ。柱の塗装も剥(は)がれかけて破片が落ちている。これはもう管理以前の問題。なぜこんなことになったのか……」
国宝である日光東照宮の陽明門を指差しながら、そう嘆くのは日光市議の三好國章氏である。陽明門は「平成の大修理」と呼ばれた大規模な修復工事を3年前に終えたばかり。およそ12億円の費用が投じられ、約4年の歳月を要した。