

下町ボブスレー「私たちはこうしてジャマイカに騙された」
不公平な条件でタイム計測
最終テストはなぜか延期…

下町ボブスレー製のそりで五輪に出場する予定だったジャズミン選手(右)。昨年末まで國廣氏とプライベートなことまで連絡を取り合う仲だったという
「『悪質なそりを売ってカネを取ろうとしている』だなんて批判されていますが、これまで2年間、材料費も含めてほぼすべて、各町工場が自社持ちで五輪を目指してきたんです。なのに、ジャマイカ連盟からは『申し訳ない』の一言もない。納得がいきませんよ……」
平昌五輪でボブスレーのジャマイカ代表チームにそりを無償で提供する予定だった「下町ボブスレープロジェクト」。しかし大会直前の2月5日、ジャマイカ連盟から一方的に「不採用」の通知が届く。同プロジェクト推進委員会の國廣愛彦委員長は、悔しさを滲ませながら、事の経緯を語った(以下、発言は國廣氏)。