

滝沢秀明 情熱の3時間半「美女とホテル密会」
ツアーの合間、ジャニーズの”王子”は都心で美女をピックアップすると、
真夜中の高速をぶっ飛ばして、町田へ向かった
ねぇ、君は本気で僕を愛してくれているのかい?
アテレコするなら、そんなアンニュイなセリフだろうか。
来年で三十路突入だというのに、美貌は少しも衰えず、
変わらずプリンスであり続けているタッキー。
だがこの時、考えていたのはおそらく真逆の ――。

スマホで何やら検索する助手席の美女を見つめる滝沢秀明。この直後、楽しい二人のランデヴーがスタート
待ち人来たらず――か。
超がつくほどのイケメンが黒いゲレンデヴァーゲンをアイドリングさせて、かれこれ30分以上が経つ。
「王子」と表現するのが妥当であろう、その金髪の美少年はしかし、イラつく様子は微塵(みじん)も見せない。ステアリングに右手を添えて一点を見つめ、頻繁に携帯をチェックするようなマネもしない。
時折、車外で紫煙を燻(くゆ)らせるのだが、黒いハットを被(かぶ)り、くわえタバコで流し目をする姿が厭味なほどキマっている。
ツッコミどころがあるとすれば、ここが商店街の一角だということだろう。
時刻は深夜0時前。すでにほとんどの店がシャッターを下ろしているとはいえ、商店街に王子はあまりにミスマッチ。
すぐにちょっとした騒ぎになった。