<h3>「青春18きっぷ」は風俗巡りと相性がいい</h3><figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2024/08/49221188ce51e284d129b43c64bf41f4-29124000240093-29124000240333.jpg?__cld_token__=exp=1726793893~hmac=d42ec29133a475a1babc59853b2fbd0aea014b230e5d622142bf209e92d944c6" alt="" data-asset-id="272535"><figcaption class="wp-element-caption">「青春18きっぷ」はリーズナブルに旅を楽しむことができる</figcaption></figure>「青春18きっぷ」（以下、18きっぷ）は昭和57 (1982）年3月1日に国鉄（日本国有鉄道）から販売が開始された。当時は『青春18のびのびきっぷ』という名称だった。若い世代の里帰りや鉄道旅行促進を狙った商品であり、発売当初からコスパの良さで人気に。若者向けとして売り出されたものだが年齢制限がないことから、中高年にも愛されるようになる。のんびりと普通列車に揺られる〝スローな旅〟は幅広い支持を得て、40年以上のロングセラーを続けている。18きっぷは風俗巡りと相性がいい。〝1日乗り放題、乗り降り自由〟という点が、風俗目当ての旅行の際にありがたいのだ。1日に換算すれば2410円。交通費がかさみ行きづらい遠方の風俗店も、18きっぷを使用すれば格安で往復できる。浮いた交通費を風俗遊びに回せるので、いつもよりワンランク高額なコースや店を体験する動機にもなる。18きっぷの風俗旅では、普段は行かない地域の風俗店へ遊びに行ってほしい。たくさん電車に乗ることで元が取れると同時に、いつもと違う〝非日常の世界〟を満喫できるからだ。新幹線や特急列車が停車しない駅の近辺にある風俗店なら、さらにいい。18きっぷの旅にはのどかなローカル線がよく似合う。田園、海岸、湖畔などバラエティに富んだ車窓風景を堪能しつつ、〝ローカル線沿線の風俗探訪〟を楽しもう。滋賀・雄琴は最適な場所だ。最寄り駅の湖西線「おごと温泉駅」からタクシーで10分ほど、徒歩なら20分ほどで到着する。風光明媚な琵琶湖の景色を楽しめるうえ、ソープ街の近くには温泉宿が並び、ローカルな気分に浸る18きっぷの旅にピッタリである。ソープで遊んだ後、温泉に浸かりリラックスしてから、列車でゆったり帰路に着くのは至上の満足感だ。岐阜・金津園にも行ってほしい。県庁所在地のJRの主要駅から徒歩約3分という近距離にあるソープ街は全国で金津園のみ。30軒以上のソープが集まる色街で、これほど県名のつく駅の近くにあるところはない。東海道本線・岐阜駅は普通・快速列車は停まるが新幹線は停車しないので、どこかローカル感が漂っている。ちなみに金津園は駅のホームや電車の中から見ることができる。鹿児島県の薩摩半島の南端にある指宿（いぶすき）市もオススメだ。指宿駅から徒歩15分ほどのソープ『秘宴』では、天然温泉に浸かっての色遊びができる。近くには海岸沿いの〝砂むし温泉〟に入れる施設があるので、こちらも体験してほしい。また、鹿児島中央駅と指宿駅を結ぶJR指宿枕崎線には『なのはな』という黄色いローカル列車が走っており、乗車して風俗店に向かえば旅の情緒を存分に味わえる。<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2024/08/29325cf1f1e87e50c45e429bf0f3602c-26101800883677-26101800883911.jpg?__cld_token__=exp=1726793893~hmac=16bd650228d5c26c7484a3475e368dd80254d89812c0be8f96df2bc4d7df5848" alt="" data-asset-id="271452"><figcaption class="wp-element-caption">JR指宿枕崎線の『なのはな』</figcaption></figure>なお、ローカル線ではないが、線路沿いにある風俗店を巡るのも楽しい。千葉・松戸のソープ『松戸角海老根本店』や、東京・駒込のソープ『太閤』は列車の中からその勇姿を眺めることができる。また、東京の山手線は、新宿や池袋などの大きな駅だけでなく、恵比寿、大塚、巣鴨、鶯谷、神田などの小さな駅の周辺にも店舗型風俗店がある。乗り降り自由な18きっぷを使って、沿線風俗を巡礼するのも一興だ。

ペンネームはイコマ師匠。風俗情報誌『俺の旅』シリーズの元編集長。徹底した現場取材をモットーとし、全国の歓楽街を完全踏破。フリーの編集記者として、雑誌やサイトの記事、自らのSNSなどで『俺の旅』を継続中。著書に『フーゾクの現代史』『ルポ日本異界地図』（共著）。

生駒明

取材・文・写真

「『青春18きっぷ』は風俗巡りと相性がいい」が持論の元『俺の旅』編集長の生駒明氏が18きっぷを使って土浦・水戸・小名浜を巡る2泊3日の風俗旅をガイドする。