

千葉ロッテ石川歩はいかにして「どん底」から蘇ったのか
WBC日本代表のエースが「突然投げるのが恐くなった」と吐露

愛称は石川という苗字にちなんで「五右衛門」。ヒーローインタビューでは歌舞伎「石川五右衛門」の決めポーズをマネて両手を広げることになっている
「1次ラウンドと2次ラウンドの初戦に先発した昨年のWBCは、ボクにとって衝撃でした。海外の選手との力の差を痛感したんです。WBCで崩した調子はなかなか元に戻らず、シーズンに入ってもどん底を味わいました」
こう話すのは、ロッテのエース石川歩(30)だ。昨季は入団以来ワーストの3勝11敗、防御率5.09の成績。今季はそこから復調し、負け知らずの3勝で防御率はリーグトップの1.59を記録している(4月24日現在、以下同)。石川はいかにして「どん底」から蘇ったのか。