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吉本が赤字の『沖縄国際映画祭』をやめない理由

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連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television 第22回

「素人エキストラ頼み」でトラブル続出の撮影現場 - コピー
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『第10回沖縄国際映画祭』のグランプリに輝いた『レオン』主演の知英。最終日の4月22日、那覇市内の国際通りに敷かれたレッドカーペットを歩いた

 今年で10周年を迎えた『沖縄国際映画祭』。その閉会式で来年も開催されることが発表された。

 3月に開かれた概要発表会見で、吉本興業の大﨑洋社長は「10年間、ずっと赤字で続けてきたが、少しずつ減ってきている」と自虐コメントで笑わせたが、吉本関係者が笑えない内情を明かす。

「赤字が減ってきているのは、単に映画祭の規模を縮小したから。当初は2000人を収容できる野外ステージを設置するなど大々的に開催していましたが、観客が4~5人と、出演している芸人より少ないという悲惨なステージも珍しくなく、見直しが進められたのです。いまではメインステージでも500人程度の規模。それでも赤字を垂れ流しているほうが問題だと思いますよ……」

 打ち合わせのために社員を全国から集めたり、深夜0時から会議をしたり、一日に2回、沖縄入りする芸人がいたり――『沖縄国際映画祭』による吉本の負担が大きいことは、業界ではよく知られた話。大﨑社長は『沖縄タイムス』の取材に、「6回目までは3億6000万~4億8000万円の幅で毎回赤字。ひどい時は約6億円の赤字」だったと語っている。そこまでして映画祭を続ける理由は?

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