

新・大宅賞作家、森功「国会の『悪だくみ』を許さない!」

もり・いさお 1961年、福岡県生まれ。岡山大学文学部を卒業後、出版社勤務などを経てフリー。『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)で、第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞
「加計学園との面会については、昨年7月の国会閉会中審査の前にも、今井(尚哉(たかや)政務)秘書官に話した。その記憶は一貫している」
10日の衆参予算委員会に参考人招致された元首相秘書官の柳瀬唯夫(56)は、唐突にそう言った。繰り返すまでもなく今井は「影の総理」と呼ばれる首相の筆頭秘書官であり、柳瀬にとっては当時の上司にあたる。二人とも経産省出身だ。