

西武・秋山翔吾 成功の秘訣はみずからを冷静に分析する「野球日記」にあった
独占密着インタビュー

悩み抜いたすえ、プロ5年目に会得したのが、ホームランを捨て、ギリギリまでボールを見て最短距離で振り抜くバッティングだった
僕が’15年にシーズン最多安打記録(216本)を作ってから3年経ちましたけど、あと5年――いや、3年以内には新記録が誕生すると思ってます。イチローさんが’94年に210本の記録を作って、それから年間の試合数が130から144に増えても、なかなか更新されなかった。ところがこの記録も’10年にマートン(阪神)が214本打って塗り替えた。当時、誰しも「当分、この記録は破られないだろう」と思っていたはずですが、それも5年経たずに僕が更新した。間違いなく僕の記録も破られる。だからもう――「過去の人」なわけですよ、僕は。「日本記録の秋山」は、野球界に残らない名前なんですよ。