

右ヒジのケガを克服した日ハムの上沢直之が後輩・大谷翔平へエール
合宿所で相部屋だった元「指導係」から「故障者リスト」入りの大谷への伝言

うわさわ・なおゆき ’94年2月、千葉県生まれ。小学校までサッカーを続け、野球を始めたのは中学生になってから。専大松戸高からドラフト6位で日ハムに入団。昨年までプロ通算6年で17勝23敗、防御率3.51。身長187cm、体重88kg。右投げ右打ち
「翔平とは今でも連絡を取り合っています。ヒジをケガしたと聞いた時は、LINEで『大丈夫?』と送りました。すぐに『問題ないです』と返信をもらい、日本で報じられているほど大事ではないようなので安心しました」
こう語るのは、日本ハムのエース上沢直之(24)だ。1歳年下の大谷翔平(現エンゼルス)が新人の時、キャンプの合宿所で同部屋となり「指導係」に。大谷がメジャーに渡った今季は、リーグトップの3完封を含む7勝3敗、防御率2.43の好成績でチームを引っ張っている(7月4日現在)。
「翔平が抜け『日ハムは投手層が薄くダメだ』と多くの評論家が予想しましたが、下馬評を覆してやるという気持ちで投げています。オフからウェイトトレーニングを重ね、上半身の筋肉量がアップしたのが好調の要因。以前は長いイニングを投げると肩に疲れを感じましたが、今季はその感覚がなくなりました」