

「シャブや、シャブ。上物やで!」誰でも買える大阪・覚せい剤ヤミ市の実態
警察が知らん顔するシャブ売買を見た!

石鹸などを売っていた女性店主。取材を試みたが、「ソープ、ソープ(石鹸のこと)」と呟くだけだった
大阪市内の某所で、覚醒剤が堂々と売買されている――。本誌がそんな情報をキャッチしたのは、6月下旬のことだった。触れ込みは、誰でも簡単に、しかも警察の目を気にすることなく、安全に取り引きできるというもの。果たしてこの法治国家・日本にそんな無法地帯が存在するのか。真相を確かめるべく、本誌記者は潜入取材を敢行した。
日曜日の深夜3時、記者はシャブ売買が行われているという大阪市内のある裏路地へ向かった。わずか100mほどの道にゴザが広げられ、裏DVDや偽ブランド品、精力増強剤、睡眠薬や湿布、衣類などの横流し品が所狭しと並んでいる。20ほどある露店を一周すると、明らかに何も販売していない4~5人の強面がたむろしていた。
「何売ってるんですか?」