

ニッポン「不審死&怪死」ファイル
「森友」の近財職員だけじゃない!
焼死体で見つかったレコ大審査委員長、告発中に急死した親方、重大判決直後に変死した裁判官ほか
「あの人が自殺するわけがない!」不審死を知った遺族や友人は、そう口を揃えた。官僚、政治関係者、事件の当事者……。彼らはなぜ亡くなったのか。謎多き事件の裏に潜む、巨大権力の陰謀に迫る。
’18年3月7日、財務省近畿財務局職員・Aさんの遺体が、兵庫県神戸市内の自宅で発見された。Aさんは’16年、森友学園への国有地売却の際、上席国有財産管理官として交渉、契約に携わっていた。自宅から「文書の書き換えを命じられた」という趣旨のメモが発見されたとの報道もあり、財務省あるいは官邸からなんらかの圧力をかけられていたと見られている。
本誌は今回、Aさんが亡くなった直後に、彼の妻と会ったという親友の独占取材に成功。親友の証言から浮かび上がってきたのは、突如として夫を奪われた妻の無念だ。
「彼女がショックを受けているのは確かです。でも、私だったら絶対に(近畿財務局を)恨むと話したんですけど、彼女は上司や組織が憎いとは一言も言いませんでした。すごいと思いますよ。ご主人のAさんも同じようにすごく人間ができた方でした。(Aさんは不正を働いていないと)ニュースでやっていましたけど、彼女もホッとしているんじゃないでしょうか。私も遺書の存在については聞きましたけど、その内容までは知らないです」
だが、非業の最期を遂げたのはAさんだけではない。謎を抱えたまま闇に葬られた、数々の事件をご紹介しよう。