

あまりの恐怖に取材中断 心霊現象が発生する吉原の「連れ込み宿」
漂うのは自殺者の霊魂か、売春婦たちの呪縛霊か?

取材日は30度を超える暑さだったが、旧館の建物内には冷気が漂い、ミシミシと至るところから音がしていた
日本一のソープ街・吉原(台東区)にある最後の「連れ込み宿」が、先月末、惜しまれながら閉館した。吉原で「連れ込み宿」というと、宿泊すると提携先の"マッサージ店"から女性を呼ぶことができ、特別なサービスを受けられる宿のことを指す。今回、廃業の運びとなった「T旅館」の女将が言う。
「20年ほど前までは、吉原に10軒以上の『連れ込み宿』があり、100人を超える"マッサージ嬢"がいました。でも、3~44年前から嬢の高齢化などでめっきりお客が減っちゃって。今回、閉めることになりました」
T旅館は創業約50年の歴史を誇る、由緒ある「連れ込み宿」だった。そのレトロな趣が人気を集めたが、T旅館が吉原通の間で有名だったのは、他にも理由があるという。女将が続ける。