

アシストの福田をベタ褒め 世界一の初“競演”はトーレスに軍配

天皇杯ラウンド16で、トーレスとイニエスタのツーショットが実現
この夏からJリーグに加入したアンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレスの2大スター。その“競演”が天皇杯のラウンド16でついに実現した。19日のリーグ戦をそれぞれフル出場してから中2日とあって、共にベンチスタートだったが、ひかれ合うように途中出場でピッチに降り立った。
初のツーショットが実現したのはサガン2-0リードの64分。
その8分前にイニエスタは反撃の指揮者としてピッチに送り出されているが、その投入によってヴィッセルの中盤が活性化。トーレスには、再びゲームの主導権を握り、トドメとなる追加点を奪うタスクが課された格好だ。ベストアメニティスタジアムにはポドルスキを含め3人のW杯金メダリストが並び立った。
残った30分弱、イニエスタは個人技と戦術眼、トーレスは推進力と瞬発力。それぞれのストロングポイントを十分に活かしたプレーを披露し、関係者が「平日ではまず記憶にない」と驚いた17361人の観客を大いに沸かせた。