

日体大学生が告発! 箱根駅伝ランナーを潰した監督の仰天パワハラ
なぜ日本のスポーツ指導者は“人間のクズ”ばかりなのか

’13年の箱根駅伝、山中秀仁は日体大を30年ぶりに総合優勝へと導いた。そんな彼も監督との確執で部を去った
「もう、あの人の顔を見ることさえ耐えられないんです。監督がいる以上、このチームで走り続けることはできません。本当はもう一度、箱根駅伝を走りたかった。できたら実業団で陸上を続けたかった。でも、今では走ること自体が嫌いになってしまいました……」
本誌記者の前に現れた小林聡君(仮名)は、そう怒りと悔しさを滲(にじ)ませた。
日大アメフト部の「危険タックル」事件やボクシング連盟、体操協会など、パワハラ事件が続々と判明している。そんな中、今回本誌の取材で発覚したのは、70年連続で箱根駅伝出場中の名門校・日本体育大学陸上競技部駅伝ブロック監督・渡辺正昭氏(55)のパワハラ行為だ。