

初の医学生主将 慶応義塾・古田京が熱く語った「日本一と将来」

ラグビーを始めたのは5歳のとき。慶応高校時代には花園で3回戦まで進んでいる
初めに、断っておいたほうが良さそうだ。
「ラグビーをやっているのに医学部のことを言われるのはあまり好きではないのですが……」
古田京(ふるた きょう)は、慶応義塾大学(慶大)ラグビー部の4年生。119年の歴史を持つ古豪で初めてとなる、医学部在籍のキャプテンだ。
メディアでは特別な背景が注目されがちだが、当の本人はこの枠組みに一定の距離を置く。もっとも身長177センチ、体重84キロの凛々しい21歳は、絶妙なバランス感覚の持ち主でもある。本意ではない扱われ方からも、すでに前向きな要素を見つけているようだ。