

「自分で尻から内視鏡」で日本人が12連覇!! 実は本家より役立っている「イグノーベル賞」研究
今朝発表された「イグノーベル賞」で今年も日本人科学者が受賞した。驚異の12連覇だ。
受賞したのは長野県の昭和伊南総合病院の堀内朗医師(57歳)。堀内氏は、座った状態で自分自身で肛門に内視鏡を挿入し、検査できることを調べ、その経験を論文にまとめた。
寝転がった状態よりも、排便姿勢に近い、座位での挿入のほうが不快感が少ないのではないか、という興味から自ら実験を繰り返したという。医師でありながら、患者の気持ちを体験するという、まさに一人二役の“偉業”によって、医学教育賞を受賞した。

授賞式では自分で肛門に内視鏡を入れる様子を、イラストを交えて紹介した(授賞式のYouTube動画より)
「痛さとか恥ずかしさを越える強い探究心の賜物だと思います。患者の身になって考えるのは医者の基本のはずですが、なかなかできることではありません。自らカテーテルを腕に刺し、心臓まで通す実験をしてノーベル賞を取ったヴェルナー・フォルスマンを思い出しました」(科学ジャーナリスト・緑慎也氏)