

絶対王者「帝京」V10への思い 名将・岩出雅之が語る

副将の竹山晃暉は、俊敏な動きと快足で攻撃の要となっている
ラグビーの大学選手権で10年連続の日本一を狙う帝京大は今季、長野の菅平での夏合宿で明大、早大との練習試合を19―21、14―28とそれぞれ落とした。明大には4月の春季大会でも、14―17と2015年以来となる公式戦黒星を喫している。
もっとも就任23年目の岩出雅之監督は、泰然自若としている。
加盟する関東大学対抗戦Aの開幕を控えた9月3日、都内でメディア向けの懇親会があった。記者団の取材に応じた岩出監督は、最近の連敗については穏やかに「(負けを)嬉しいと思う選手はいないと思う。火がつくでしょう」と即答する。
「負けてニュースになるチームになったことは光栄に思いますけど、しっかりと甘いところを補っていきます。勝つと勢いや自信はつくけど、楽観的になります。敗戦をいい方向に持っていけるような財産にしたいです」