

苦い復帰戦から大いなる復活へ! 高橋大輔"選手" 自らとの闘い

高橋選手は他の選手とは別格扱いなのか、大会関係者・報道関係者用の駐車場へと車を乗り入れ、他の選手とは違う出入り口から会場入りした
「通常は入場無料の大会なのですが、今回は高橋選手が出場するとあって、有料になりました。しかも入場券は入手困難なため転売され、プラチナチケットになっていたようです。いまだ大ちゃん人気は衰えず、ですね」(スポーツ紙フィギュア担当記者)
2014年10月の引退表明(2014年10月)から丸4年、高橋大輔(関大KFSC)は、32歳で現役復帰を遂げた。彼がリスタートの第一戦に選んだのは「2018近畿フィギュアスケート選手権大会(近畿選手権)」。本誌は、全プログラムが終了した10月8日午後、高橋大輔選手自らが運転して会場を去るときの横顔をキャッチした(上写真)。運転席の窓を開けていたのは、彼なりのファンサービスかもしれない。ただ、演技で転倒し、今一つ得点が伸びなかったことが影響したのか、ファンの声援は控えめだった。
高橋選手は10月7日のショートプログラム(SP)では77.28点1位と好発進したものの、翌8日のフリースケーティング(FS)ではジャンプでの2度の転倒などが響き118.54点4位に沈んだ。総合点は195.82点で3位、苦い表彰台となった。
高橋のパーソナルベストは、SP:95.55点/NHK杯(13年)、FS:182.72点/世界国別対抗戦(12年)、総合:276.72点/世界国別対抗戦(12年)となっている。今シーズンから新ルールとなり採点基準が変わったため単純比較はできないが、全盛期には(当たり前だが)到底及ばない。