

『WANDS』初代ボーカル・上杉昇「当時の自分が受け入れられなかった『スラダン』に今は感謝しています」
映画の大ヒットでかつての主題歌『世界が終るまでは…』もアジアで再ブームに!
現在はソロアーティストとして今年だけで10回以上も海外で公演
暗がりのバスケットコートに模したステージに置かれたアンプやドラムセット。観客は不釣り合いな光景を気にするそぶりもなく、静かに流れ始めたイントロに身体を揺らす。日本語の歌唱とともにコート中央に立つ男性がスポットライトに照らし出されると、会場からは割れんばかりの歓声があがった――。
中国で放送された音楽番組に出演していたのは、現地で絶大な人気を誇るアーティストの上杉昇(51)だ。音楽プロデューサー・長戸大幸氏の下で結成された、’90年代の大ヒットバンド『WANDS』の初代ボーカルである。